Contributed By: JASON Foundation for Education
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衝撃クレーターをいくつか作り、その大きさと深さを比べます。
1. 部屋を汚さないように布か新聞紙を敷きます
(または、屋外でやるようにしましょう)。
2. 中心に容器を置き、小麦粉 (または砂か土) を約 7.5 cm の高さまで入れます。
小麦粉を容器全体にたいらにならします。
3. 小麦粉の上にココアを薄く、均等にふりかけます。
4. 容器の近くにイスを持ってきます。
衝撃を与える物質 (ビー玉または石)、糸、定規を用意します。
5. 次の手順でクレーターを作ります。
a. 糸の長さが 1.5 m であることを確認します。糸の端に五円玉を結び付け、まっすぐに垂らします。
b. 糸の下から 30 cm のところと 1.5 m のところに印を付けます。
c. 定規で、小、中、大それぞれのビー玉の直径を測ります。
d. ビー玉の重さの順番が分かるようにしておきます。
e. 1 つ目のビー玉を 30 cm の高さから落とします。
f. クレーターの直径と深さを測ってから、そっとビー玉を取り出します。測定した値を記録しておきます。
g. 同じビー玉を今度は 1.5 m の高さから落とします。最初のクレーターから離れた場所に落とすようにしましょう (新しいクレーターを作るためです)。測定した値を記録しておきます。
6. 残りのビー玉についてもステップ 5 を繰り返します。
7. 物体 (ビー玉) の高さ (つまりココアの表面からの距離) は衝撃クレーターにどのように影響するでしょう?
8. 物体の大きさと重さは衝撃クレーターにどのように影響するでしょう?
すい星やいん石が惑星などの固い物質に衝突すると、衝撃クレーターが形成されます。
すい星が大きくなるほど、また速度が大きくなる、つまり移動距離が長くなるほど、
衝撃クレーターは大きく深くなります。
すい星の衝突は、衝撃を受けた物体の物理的な構造を変えるだけではありません。
地球にすい星が衝突した場合には、生態系全体を変化させたり、生物の大量絶滅という事態を引き起こしたりする可能性もあります。
実験を始める前に、すい星についてどんなことを知っているか、子どもたちに質問しましょう。
クレーターはどのようにできたのかを質問して、
地球や月にある衝撃クレーターの写真を探しましょう。
角度 (軌道)、物を落とす高さ、速さ (速度)、
物の形とクレーターの形などのそのほかの要素もいろいろ考えながら実験してみましょう。
噴出物 (クレーターができるときにまわりに飛び散った物質) を測定できますか?
測定できる場合、噴出物はクレーターのふちからどのくらい飛びましたか?